2012/12/10

温泉入浴指導員、2日間研修レポート【その二】

 前回では、テキストにつきまして簡単に紹介させていただきましたが、今回は、実際に受講するときの状況や感想を述べたいと思います。


12月8日、一日目、

 実はこの日の朝に東京につきました。急遽前日に愛知での業務が発生しましたので、その日の夜にJRの深夜高速バスに乗って、朝の6時に東京駅につきました。

 あまりにも寝れなかったので、実はかなり眠い初日ですが、とりあえずスタバでコーヒーいっぱいいただきましてから会場へ向かうことにしました。

 で、9時20分に開始しますが、8時40分前後に、JR京葉線新木場駅から徒歩10分ぐらいのところにあるBumB東京スポーツ文化館という施設につきまして、かなり余裕だなあと思いました、

 が、
BumB東京スポーツ文化館 ここの中で迷ってしまいました。


 まさかこの施設の中で迷っちゃいました…。

 あっちこっちぐるぐる回ってて、どうしても【研究室ルームB】が見つからず、しょうがなく施設のスタッフに道を聞くことに。

 それでやっと無事にゴールに着きました。(+o+)

 時間は9時5分、つまり僕はこの施設の中で実に20分ぐらい迷ってましたってことです。方向感覚に自信のある僕ですが、かなりショックを受けました。



 受付して、9時15分に教室に入り、30分に開講。



 一日目の朝は、参加者皆はお互いに知らないため、健康学担当の講師で、日本健康開発財団温泉医科学研究所主任研究員後藤 泰彰 先生が、ゲーム感覚でこのちょっとまずい?雰囲気を一変し、皆でチームを組んだりプログラムを作ったり発表することにしました。

温泉入浴指導員養成講習会 温泉医科学研究所主任研究員 後藤康彰先生


 プログラムを発表する前に、まずは後藤先生から温泉と健康増進について医学の基礎知識を皆に教えました。合わせて、温泉に関する行政上の応対についても紹介していただきました。

 その後、プログラムの作りと発表のタイムの時、僕のいるチームは四人で、与えられたプログラム作りの課題を15分で一つの休日温泉プランに仕上げることができて、達成感十分でしたが、やはり温泉プラン的にはちょっと足りない部分があり、それが今回の講習会に参加する目的だね、っていうことを実感できました。


どこが足りないのですが、

 例えば、よく御飯食べてから温泉に入ることが多いのですが、これはいいかどうかのこと、実はすぐに入ることは避けた方がいい。それとよくお客様を温泉旅館に連れて行ったら皆慌ててすぐに温泉につかりに行く事も多いけど、これも実は健康的にはよくないこととか全部この二日間の研修で分かりました。

 それと、ぬるめのお湯熱めのお湯は、人体に与える影響は全く違うっていうこと。今まで正しいと思ったことはすべて間違いですよって知らされた時に、危ないなあと同時に、この講習を受けて本当に良かったなあと思います。

後藤先生、ありがとうございました。

 

でここでランチタイム


 一日目のランチタイムは、結局施設内にある小さな売店でおにぎりを買って、同グループの他三人と交流しながら食べました。

2日間にお世話になりましたBumB東京スポーツ文化館の館内売店(写真は公式サイトのもの)


女性の方と、夫婦の方。

 女性の方は、JTBのグループ会社に働いてらっしゃって、この講習会の主催団体の一般財団法人日本健康開発財団も実はJTBの関連グループの一つだとこの時点で初めて教えていただきました。

 夫婦の方は、もともと千葉に住み、今は秋田県で行政書士としてその業務を行なってらっしゃいます。温泉施設の設立などに関する書類を作成することもあるため、やはり温泉に関する知識を身につけ、資格を取ったほうが業務的にはいいとのことだそうです。

 僕も、通訳案内の業務上、海外の方々に日本の温泉について紹介することが多いので、やはり正しい知識を身に着けたいと思ってこの講習会を受けることにしました。




そして、楽しい時間(笑)はやはり短く感じるよね。午後の授業に入りました。



午後の授業は、まず救命講習。


 NPO法人日本ファーストエイドソサェティ 副理事長の篠崎 博 先生がお越しいただいて、授業を行います。

 授業内容は、時間的な制約があるため、実は前僕が受けた上級救命講習の内容を簡略化したものですが、けれども一番重要な部分です。

 なので、復習する気持ちで臨んだけど、実はそれ以上のことを教えていただきました。

 気持ち的には複雑ですが、「命の大切さ」についてはこの授業を通じて改めてその重さを実感することができました。

 人が意識不明で倒れたら、野次馬を演じるよりもまず行動することが大切です。意識不明者にダメージを与えることを恐れて結局なにもせずにいる人が多くいるかもしれないが、先生曰く、「意識不明者は、実は死んでます。(進行形)」「もう最悪な状態に陥たのでこれ以上悪くなることはないから、やらないと本当にその人は死ぬしかない、だったらダメージを与えても救急蘇生法をやってください、そうすることによってその人が助かるかもしれませんので」。

温泉入浴指導員養成講習会テキスト 救命講習 篠崎博先生


実は僕はかなり同意します。

特に先月に自分の周りに同じようなことがあったので。

篠崎先生、ありがとうございました。




その後は、実習です。

 入浴プログラム指導実習という授業で、株式会社スポーツプログラムス ラフォーレフィットネスサロン治療室の七條 智之 先生が担当なさいます。

 七條先生は、鍼灸あん摩師の資格と健康運動指導士の資格を持ち、実際に現場で勤務してらっしゃいます方なので、本当に実務的に役に立つことをたくさん教えていただきました。

 まず座学では、低体力者の入浴の際の注意点や、安全な入浴の仕方などを写真、画像とともにわかりやすく教えていただきました。
温泉入浴指導員養成講習会テキスト 入浴プログラム実習 七條智之先生

その後は皆で温水プールに移動し、実際に水着に着替えて、水中での実習を行うことに。


 ちょっと話が外れますが、プールに入るのは実に6年ぶりだと思います。日本に来てからは一回も入ったことがないし、当然水着も持ってませんでした。なので、急遽三愛水着楽園で購入しました。季節関係なく営業してる水着専門ショップのありがたさはその瞬間実感しました。まじで感動しましたよ。ただ女性の水着が圧倒的に多いので男一人で入るのはかなり勇気が必要です。(T_T)


 で、着替えて、プールで集合し、実際に水中で色々な実証実験ストレッチをやりました。

実習で使われたBumB東京スポーツ文化館の温水プール(写真は公式サイトのもの)


例えば水の特性、実は体全身が水に入ったら、水中での体重は10分の1になるとか、関節への負担も少ないですが、水中での激しい運動をする場合、水の抗力は空気よりも重く感じる、とか。

 いろいろやって面白かったし、怖かったけどね(実は泳げないんです)。久しぶりにこんなにちゃんとした運動をしましたなあ。

七條先生、ありがとうございました。



これで一日目は終わりました。



午後の五時半に、帰るところに、京葉線がまさかの運転見合わせ。。。。

やむを得ず東京メトロを使って大回りすることに、

で家についたのは、夜の八時です。はあぁー。

海に近い京葉線だから、強風での運転見合わせが結構多い。安全のためだから仕方ないですね。


二日目のレポートは、また次回にします

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